プラセンタ注射に副作用はないの?打つ前に知っておきたい危険性

美肌効果が高く、アンチエイジング作用も大きいプラセンタ。その中でも、プラセンタ注射はあらゆる女性の悩みに対応できる方法として人気があります。しかし、製剤を直接体に取り入れるため、リスクや副作用は切っても切り離せないもの。気軽な気持ちで行うと、あとで後悔することにもなりかねません。副作用や危険性について正しい知識を持ちましょう。


●プラセンタってどんなもの?注射とその他の方法の違い
プラセンタを摂取する方法は大きくわけて2つあります。
1つがサプリメントやドリンク・ゼリーで摂る方法、そしてもう1つがプラセンタ注射を打つ方法です。サプリメントは即効性はないものの、高い濃度での摂取が可能。一方、ドリンクやゼリーは濃度は低めですが、手軽に摂取できるのが魅力です。これらの方法に比べると、プラセンタ注射は吸収率や即効性が高く、効果を感じやすい方法だと言えます。


○プラセンタ注射とは
プラセンタサプリやドリンクには馬や羊などの胎盤が使われますが、注射の場合はヒト由来の胎盤が使われます。国内で行われた分娩で出た胎盤からエキスを抽出し、製剤に使用しているのです。プラセンタの中には、乾燥・シミ・シワといった肌の悩みや、生理不順・更年期障害といった女性特有の悩みにうれしい成分がたくさん含まれています。プラセンタ注射の場合、実際に効果を感じるのは全体の約6?7割だと言われています。


○プラセンタ注射の費用
プラセンタ注射は、週に1?2回の注射を3ヶ月ほど継続して行います。プラセンタ注射の単位はアンペアで表し、1アンペアあたり1,000円?2,000円程度が基本です。


○プラセンタ注射の種類
厚生労働省の認可を受けているプラセンタ注射製剤は、ラエンネックとメルスモンの2種類があります(2017年3月現在)。このふたつの製剤は、美容目的で使う場合は効果に大きな違いはありません。自分の目的や使いたい部位に合わせて選ぶといいでしょう。

●プラセンタ注射で注意したい副作用
1、かゆみ・赤みが出る
注射をした部位にかゆみや赤みが出ることがあります。ほとんどは半日ほどで治まりますが、何日も腫れが引かない場合は医師に相談するようにしましょう。


2、体のだるさや熱・吐き気などが出る
初めての注射後、体のだるさや熱・吐き気など、風邪に似た症状が出る場合があります。もともとアレルギー体質の場合は比較的起きやすいかもしれません。2回目以降は体が慣れて症状が出なくなることがほとんどですが、一旦は投与を中止し、医師の指示を仰ぎましょう。


3、内出血を起こす
注射を打った部分が内出血を起こし、赤黒くなる・腫れるといった症状が出ることがあります。ただし、これはプラセンタに限らずどんな注射でも起こり得る症状で、1週間ほどで腫れや赤みは治まることがほとんどです。


4、アレルギーが起きる可能性も
体質によってはプラセンタに含まれる成分に反応し、アレルギー反応が出ることがあります。ひどい場合はアナフィラキシーショックといって、呼吸困難やショック状態を引き起こすことも。もともとアレルギーやアトピー体質の場合は、事前に医師に相談するようにしましょう。


○プラセンタで太る?
よく聞くのが「プラセンタ注射を打つと太る」という悩み。しかし、プラセンタそのものが脂肪を増やすというわけではありません。人によってプラセンタの影響で成長ホルモンが活性化し、食欲が増すことがあるのです。ただし、成長ホルモンが活性化すると新陳代謝が高まり、体は脂肪が燃焼しやすい状態になります。適度な運動を日課に加えれば、むしろダイエット効果が得られやすいでしょう。


プラセンタ注射を打つ前に知っておこう

・皮下注射か筋肉注射の二択
プラセンタ注射は、皮下注射か筋肉注射の2つが基本です。静脈注射と点滴は正式な投与方法として認められていません。これらの方法は、血液に直接プラセンタを流し込むため即効性はあるものの影響も大きく、ショック症状や血圧の低下が顕著に表れる例があったためです。どちらの方法がいいかは、医師と相談して決めていくようにしましょう。


・血液検査を受けよう
過去には副作用で肝機能障害を起こしたケースがあります。因果関係ははっきりとしていませんが、肝機能に異常があるかどうかは血液検査で簡単に調べることができます。もし美容皮膚科で対応できなければ、皮膚科や内科のある病院で検査を受けられますよ。


・カクテル注射の危険性を踏まえておこう
カクテル注射とは、プラセンタとそれ以外の成分を混ぜ合わせた成分を投与する方法です。美容外科では人気がありますが、静脈に注射するためショック症状や血圧の低下といった副作用が起きる可能性があります。また、プラセンタとそれ以外の成分との相互作用により、反応が強く出過ぎることも。投与前には十分な確認が必要です。


・献血が出来なくなる
2006年から、プラセンタ注射を一度でも打った人は献血ができなくなりました。プラセンタ注射の原料はヒトの胎盤であり、感染症のリスクがあるためです。2017年現在まで実際に感染症が出た事例はありませんが、理論上はリスクが完全には否定できないとされています。通常輸血は近親者から優先的に行われるため、将来的に家族に輸血が必要になった場合それが不可能になるということ。このようなリスクをしっかりと認識した上で、投与するかどうかを判断することが大切です。


・費用や手間がかかる
週1?2回の投与を3ヶ月間続けた場合、1回1,000円としても合計で24,000円です。美容目的のプラセンタ注射は保険適用外のため、気づくと費用がかさみがち。打つ前に、予算に見合っているかよく考える必要があります。また、よくあるのが継続するうちに通うのが面倒になってしまうというパターンです。費用や時間の面で本当に続けていけるのか、しっかりと計画するようにしましょう。

・プラセンタ注射は医療行為!副作用やリスクもある
プラセンタ注射は美容効果が高いものの、同時にリスクも存在します。クリニックによっては正しい知識がないまま、間違った種類の使用や投与方法を行っている可能性も。プラセンタ注射を打つ前に、その副作用や危険性を十分に理解し、リスクを踏まえた上で正しく使用することが大切です。